こんなときワンルームの毎月の赤字がつらい
ワンルームの毎月の赤字がつらい 見直しで減らせる赤字と手放せば止まる赤字
家賃でローンを返せるはずだったのに、ワンルームの赤字を毎月お給料から足している。金利や家賃を見直せば、その赤字の一部は減らせます。4つのところを見直しても残る赤字がつらいなら、ワンルームを手放せば、その月から赤字は止まります。
まずやること
- ローンの返済予定表で、いまの金利を確かめる
- 家賃かサブリースの保証賃料を、まわりの似た部屋の家賃と比べる
- 見直しても赤字がつらいなら、脱出の手順の STEP 1 に進む
ローンの金利を見直す
変動金利のローンでは、金利が上がると毎月の返済が増えます。返済のうち利息の割合も増えるので、ローンの残りが減るペースも落ちます。返済予定表に書かれた金利が、借りたときより上がっていないかを確かめます。上がっているなら、ほかの銀行に借り換えて金利を下げられないかを調べます(金利が上がったら)。
家賃とサブリースの保証賃料を見直す
賃貸の情報サイトで、あなたの部屋と同じ駅で、同じくらいの広さと古さの部屋の家賃を何件か見ます。いまの家賃がそれより低いなら、次に入居者が入れ替わるときに家賃を上げられる余地があります。
サブリースなら、見るのはサブリース会社から入ってくる保証賃料です。サブリース会社から保証賃料を下げたいと言われても、必ず応じなければならないわけではありません(サブリース減額の通知)。
確定申告で戻る税金を確かめる
家賃の収入が赤字なら、確定申告で、お給料から引かれた税金が戻ります。部屋を買った1年目は、買ったときの費用も経費にできるので税金が大きく戻り、2年目からは戻る額が小さくなります。2年目から赤字が増えたように感じるのは、そのためです。
ローンの利息のうち、土地を買うために借りた分の利息は、赤字としてお給料から差し引けません1。そのため、確定申告で戻る税金だけでは、毎月の赤字を埋められません。
管理費と修繕積立金がこの先どうなるかを確かめる
修繕積立金は、はじめは安く、年がたつと上がっていく決め方のマンションが多くあります。国土交通省は、ずっと同じ額で積み立てた場合の月額を基準にして、段階的に上げるなら、最初は基準の0.6倍以上、最後は1.1倍以内にする目安を示しています2。この目安どおりでも、0.6倍で始まった部屋の修繕積立金は、最後には最初の1.8倍まで上がります。いつ、いくら上がる予定かは、マンションの長期修繕計画でわかります。
管理費と修繕積立金は、1室の持ち主だけでは下げられません。この先いつ、いくら上がるかを知っておくと、ワンルームを持ち続けるかどうかを決めやすくなります。
見直しても赤字が残るなら
金利を下げても、家賃を上げても、赤字がゼロになるとは限りません。修繕積立金も、この先上がる決め方のマンションが多くあります。残る赤字を毎月払いながら、赤字のことを考え続けるのがつらいなら、ワンルームを手放すのが、赤字と悩みを確実に止める方法です。
手放すときは、部屋を売ったお金でローンを返しきれなければ、足りない額を払います。その額を払ってでも赤字の悩みを終わらせたいか。脱出の手順では、それを最初に決めます。
出典
- 国税庁 タックスアンサー No.2250 損益通算(不動産所得の損失のうち、土地を取得するために要した負債の利子に相当する部分は、他の所得から控除できない) https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2250.htm
- 国土交通省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」(2024年6月7日改定) https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001747009.pdf